肺の細胞を取る手術をしました

肺がん

【手術は初めてではないが怖いもんは怖い】

次は10日間の入院で内視鏡手術。

癌細胞を採取して遺伝子検査をするそうですが

次から次と未知の世界が。

自分の癌細胞がどんな遺伝子を持っているか。

それによって治療法が特定できるとのこと。

全身麻酔での手術ですが、手術が怖いのではなく

意識が回復した時にパニックにならないかが心配。

身動きはできないし、めちゃくちゃ喉が渇いてるはずなのに

すぐには水を飲ませてもらえないじゃないですか。

あれ、きついです。

手術自体は、体に4箇所ほど穴を開け肋骨を通り、

肺を10分の1程切除。

【術後の痛み】

術後一番辛かったのは、ドレーンとゆう管が

体の中に入っていて、それが動く度に痛くて痛くて。

先生に何度も早く取ってもらうようにお願いして

術後5日目にようやく抜いてもらえた。

またこのドレーンを抜く時が激痛で、いや、これ麻酔いるよね?

となったが、抜けたら体がだいぶ楽に。

【さて、肝心の遺伝子はなんだったのか】

手術を終えて私はEGFRとゆう遺伝子を持っている事が判明。

そして肺がんの中でも最も多い肺腺がんである事も。

【EGFR遺伝子】
日本人を含むアジア人では、肺腺がんの約40%で認められます。
非喫煙者の腺がんで多くみられます。
薬剤としては、第一世代としてゲフィチニブ(イレッサ)、エルロチニブ(タルセバ)、
第二世代としてアファチニブ(ジオトリフ)、ダコミチニブ(ビジンプロ)、
第三世代としてオシメルチニブ(タグリッソ)が使用可能です。
いずれもEGFR遺伝子変異が見つかった患者さんの初回治療として使用可能ですが、
現在ではオシメルチニブ(タグリッソ)を用いることが一般的です。
これらの治療薬により、がんの病巣が治療前に比べて明らかに縮小する割合は10人中7~8人、
半数の患者さんは1年半以上にわたって効果が持続します。
EGFR遺伝子変異に対する薬剤が無効となった場合、次の標準的な治療は点滴の抗がん剤です。

EGFRはいくつかある遺伝子の中の一つで、

その遺伝子を持ってる人にだけに効く

特攻薬のようなものが世の中では開発されている。

それを分子標的薬とゆうのだそうですが、

私が飲める分子標的薬タグリッソです。

要するに・・・

私はEGFRとゆう遺伝子を持っていてその遺伝子に効く
タグリッソとゆう分子標的薬を飲む治療が確定しました。

先生の説明によると、分子標的薬は抗がん剤と違って

元気な細胞には攻撃しないそう。

癌の治療=抗がん剤=吐き気、脱毛=しんどい。

と思い込んでいたが、タグリッソの副反応は主に

湿疹や皮膚の乾燥、爪障害、下痢、口内炎など。

あれ?それくらいなら私にも耐えれるかも??

しかもステージ4と診断された時から、もう1年も生きられない

んだろうな〜、と思っていたが、薬がよく効いてくれれば

何年も生きている人もいるそう。

といっても憎き癌をやっつける強い薬。

間質性肺炎や血小板、白血病減少など重篤な副反応もあるので

そこは慎重に様子を見ながら。

あと、難点はものすごく高い薬です。

1粒2万とかします。

文句はいってられないが、

毎月医療費は限度額上限までいっぱいいっぱい。

ちなみに癌保険も入ってなかったので

この先が思いやられる。

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